2016-10-29から1日間の記事一覧
その先にあるもの(p125) 第2部で取り上げられる諸問題の提示 信念体系の進化による社会構造の帰結とそれぞれの時間を通した変遷の理解 生産的または非生産的な経済制度と政治制度を創出する信念体系を説明するために、その起源を理解する 相互依存的な…
第3章 信念体系、文化、認知科学 合理性の仮定には問題がある 合理性の仮定を置く完全競争<競争モデル>の下では、意思決定の問題は複雑ではない →数量(生産量)を選択する(価格に影響はない)にあたってのフィードバックが素早く得られるから But→数量…
近代資本主義の萌芽は、オリエントや古典古代とは違って、徹底的に資本に敵対的な経済学説が公然と支配してきた地域に求めねばならない。 中国・インド・ギリシャ・ローマは自由であったが、歴史上、近代資本主義は生まれてこなかった。 経済的に厳しい規則…
東西革新的企業者 A・ガーシェンクロン:「相対的後進性の有利」 →これによって、遅れて近代化した国は発展するスピードが早いと示す →でも、本当? ▶可能であるが諸問題を克服する必要があり (1)対応・転換する能力が国にあるのか? (2)そもそも、先…
事業戦略家としての技術者 1945:「東京研究所」→1958:「ソニー」 →1つの高い技術(成功要因)で世に製品を送り出す Q、どうしてソニーはそれを成し得たのか? ↪︎事業戦略家としての井深大の思考経路を辿って探求していくことで明らかにする ①井深…
はじめに 敗戦の影響:物理的・精神的に国民は混乱、とくに重工業部門では生産を自主的には決めれない ▶問い:ここからどうやって、大規模な設備投資、生産力、国際競争力の原型を気づいていったのか? 1,日本の鉄鋼業発展の特徴 1 革新的だった日本の鉄鋼…
住友家と広瀬宰平(宮本2013,企業家たちの挑戦)住友家と別子銅山 1、背景:住友家は「南蛮吹き」という秘法を伝授され、銅吹屋と銅貿易所を営んだ。その後、大阪は銅精錬業の中心地となった。住友は、複数の銅屋株と銅貿易株を所有し、特別の地位を占めた…
宮本(2013)「江戸から明治へ」 1、幕末・維新の経済変動−開国がもたらしたもの1−1 近代経済成長とは? サイモン・クズネッツが定義する近代経済成長とは:国民所得の増加>人口の増加によって、一人当たりの生産物が持続的に成長することを指す。 その…